その考察3

「あらん限り」という言葉は、いわゆるアウトリーチサービスなど、いわば空間的な側面においては、現実的に取り組まれているし、ほぼ図書館関係者?の共有している理念といっていいだろう。

もちろん課題もある。
いささか話題になっている、ホームレスの図書館の利用をめぐる問題。
実は多くの図書館は、貸出カード(利用カード)の発行に、住所を確認できるものの提示(免許証とか保険証とか)を求める場合が多いのだ。
それを持たない、路上生活者や、カフェ生活者は、カードを作ることができない。

たぶん図書館が、まず!、すべきなのは、女性専用席を作るとかいったことじゃなくて、路上生活者にも、ちゃんとカードを発行することだ。

それはそれ、私が考える「あらん限り」は時間的なものも含んでいる