同業他社の考察。その1.漫画喫茶。

思えば同種のサービスを提供する場所として、図書館と漫画喫茶は存在する。

徹底的な違いは、漫画喫茶はその名のとおり飲食ができるということだ。
いわば、漫画(資料)と時間と空間の提供が漫画喫茶のサービスだと考えられる。

キャンディをなめることさえ許されない図書館がなにに特化しているかと考えれば、資料の提供ということになるだろう。
それも借りていって、うちで読め、というスタイルの。
ある意味で本のテイクアウトだったんだよね。市民の図書館の貸出重視って。

そうすると、公共図書館が排除しようとした、あるいは白眼視してきた漫画と時間と空間で、漫画喫茶は成立しているともいえる。

それにしても気になるのが、飲食ができる場所での、資料の汚破損である。
実際に、それほど被害がないのなら、図書館が取り入れても良いサービスではと思う。