そうか、そうだったのか。○○のよりよい図書館をつくる会って。

http://1st.geocities.jp/buntoshokan/kai.html

「文京のよりよい図書館をつくる会」とは?

 本会は、2008年11月24日に開催された「こんな図書館がほしい−指定管理者制度導入問題を考えるつどい」に140名を超える区民・利用者のみなさんが参加され、そこで出された多くの意見を総意として、同年12月26日に新たに結成されました
 図書館の利用者を中心に、この問題に関心を持つ人々によって構成されています。

 目的は、よりよい図書館をつくるために、区による拙速な指定管理者制度導入計画をストップさせることです。

 趣旨に賛同していただける方であれば、どなたの参加も歓迎します。

図書館に関心のある人なら、このタイプの「会」が、あちこちにあることは知っていることだろう。
私も、これらの会が、指定管理者や委託の導入にひたすら反対してきた組織であることは知っていたし、いくらかブログにも書いた。

今日なにやら納得したのが、目的の部分。
よりよい図書館をつくるために、指定管理者制度をストップさせるということだが、つまり、この会の目的は、よりよい図書館をつくるの側ではなく、ストップさせるの側にあるということだ。

図書館に関心のある人なら、多かれ少なかれ、よりよい図書館を願っているだろう。
そして色々考えたりする。ブログを書いたりする。
しかしそういう人が集まって、意見を交わそうという会ではない。
「よりよい図書館をつくる」という、問答無用の名称を独占して、実際に行なっていこうとしているのは、ストップさせるということだけなのだ。
当たり前だが、ストップさせるだけでは、元のままの図書館が残るだけで、「よりよく」なることはない。
目的を看板(名称)に正確に反映させようというのなら、「指定管理者制度導入計画をストップさせる会」というのが、誠実というものだと思う。
あるいは、よりよい図書館をつくる会を名乗るのであれば、民間に業務が移行したあとも、継続して、「よりよく」するために、活動をより積極的に展開すべきではないのか。
広く市民に開かれた、図書館、市民が担い手になる図書館を目指すなら、むしろそこから始まるのではないだろうか。

どうもこの前あった、日本図書館協会の専門職員認定制度を思い出す。
中立的な名称を使って、我田引水、明らかに自分らの都合に合わせたアイデアを押し付けている感じがしてしまう。

ps
内容で分類するなら01ではなく31でしょうね。
今のところ。