読書ノート 『星に叫ぶ岩ナルガン』

星に叫ぶ岩ナルガン (児童図書館・文学の部屋)

星に叫ぶ岩ナルガン (児童図書館・文学の部屋)

『星に叫ぶ岩ナルガン』を読んで、つくづく宮崎駿はエンターティナーだと思った。
トトロやもののけ姫から、ダイナミックな動きや、強烈な葛藤やらをとりのぞいたら、ナルガンの世界と、あまり変わらないものになるだろう。
テーマとかなんとかは、結構かぶっている。

ただナルガンを読んで、最高!!!と思う子供はあまりいないのではないか、そんな気がする。
私は結構楽しめたのだが……
沼の精や樹の精と少年のふれあい、そしてもっと大きな力との出会い。

それにしてもオーストラリアでこのような物語を書くことは、大変なことだと思う。
移民の国だから。