図書館アンケートと統計学

terracaoさんの記事を読んでて、ふと思った。
http://d.hatena.ne.jp/terracao/20091018/1255800907

ここまで長々と話してきたが、以上の話は、あくまで

無作為抽出の結果、得られたデータに関して適用できるロジックである。冒頭の小池氏の調査の話にもどるが、もし、氏の調査が無作為抽出を行っていないとすれば、回答者が多い少ない以前の問題である。「有為抽出」の場合、多くの統計手法(たとえば、統計学的検定)は使えない。その数理的定義が「無作為抽出」を前提としているからである。


よく図書館が、利用者に館内で行なうアンケートって、無作為抽出なのか、有為抽出なのか、私には良くわからない。
まあ、良く図書館に来る利用者にアンケートをするんだから、「おおむね満足」という結果が得られるのは当然だとは思っているけれど。

ところで完全?「無作為抽出」なら、1000人もアンケートを取れば、それで十分なんだって。
そうすれば統計手法は使い放題ってことか。
市民図書館に関していえば、だいたい75パーセント(750人)は、「ふだん、使ったことがない」はずだから、「おおむね満足」もへったくれもないはずだ。
図書館でアンケートをとって、80パーセントが「おおむね満足」なら、理論上?(だから統計学のシロートはとか言われたりして)、「おおむね満足」は20パーセント前後に落ち着くかと思われる。
800人の満足してない人間を相手にすればいいのだと考えれば、的は大きいし、ある意味有利だ。
そういう、データってないのかな。

PS私は数学が苦手です。