2009-01-01から1年間の記事一覧

夢の跡

ちょっと古い資料なのだけれど、図書館職員が情報を示し、運営の改善案まで踏み込んでいるところが、感動的かつ実際的なので、リンクを張っておきます。 一部図書館関係者?の間では有名なものなのだけれど。 http://homepage3.nifty.com/riyosha/betterlib/…

公共図書館における民間活力導入。あるいはただの戦国絵巻

こちらのかた(Tohru’s diary) http://sakuraya.or.tp/blog_t/index.cgi?field=5 の「読み」は基本的に当たっているのではないかと思った。このままいけば、他業種から参入した、管理委託業者は、遠からず撤退していくのではないかと思う。 老人介護事業に…

ユリイカ!! TRC(図書館流通センター)

先日、西東京市の市民一人当たりの図書館費3000円から、日本全体の公共図書館予算規模を3900億円と雑に推定してみたが、そのお金の流れが、一部はっきりしました。TRCのサイトに (http://www.trc.co.jp/company/gaiyo.html) ≪売上高 315億2648…

市民について 序 (ハテナ市民と市民の図書館)

市民の図書館でも市民図書館でもいいが、市民という言葉を図書館につないで使う限りは、「市民」という言葉を、自分なりにまとめて考えておきたいと思っている。そもそも、奴隷制度が健在だった場所や時代では、市民とは奴隷ではないものとして、理解できる…

感情労働

ウィキによれば、 ≪ 感情労働(かんじょうろうどう、Emotional Labour)とは、身体や知識だけでなく感情の移入を必要とする労働作業を意味する。 感情労働にもっとも相当する職種としては、看護師、介護士が挙げられる。コールセンターの電話オペレーター、…

チューリップ

図書館のテラスに鉢植えした、チューリップがつぼみを膨らませているのを、今日見つけた。一般にチューリップというのは長い茎の先に花をつけるというイメージがあるが、茎が短いままで、葉のあいだに埋まったようにつぼみをつけていた。 なにやら寸足らずな…

今日の覚書

いささか混乱してしまったので、覚書程度に短い話を書く。千代田区図書館(http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/guidance/index.html)の利用案内を見ると、そこに現在の市民図書館が抱えた問題のいくつかを見つけることができる。先日の記事にも書いたけれ…

長生きしなくちゃ

ちょっと長いネタを書いているので、息抜きに軽い話をひとつ。どうでもいいけど、一人あたりの図書館費が3千円ということは、日本全体で3千6百億円の公共図書館費が使われているということか。あいかわらず、直感的には多いのだか少ないのだか分らない。 …

利用者の図書館、住民の図書館、そして市民の図書館  といった話を書くつもりだった

なかば不本意に、ひとつの言葉に、つまづいてしまうということがある。 今回つまづいてしまったのが「外部」という言葉。 おおむね言葉というものはそのようなものだけれど、「外部」って、と考えはじめると、とたんに話が先に進まなくなる。携帯電話で考え…

市民図書館の現状

西東京市の図書館が、19年度の事業概要をPDFファイルで公開している。 (http://www.library.city.nishitokyo.lg.jp/a_jigyou/h19/jigyouh19.html) これが結構興味深い情報になっている。 情報発信センターとしての公共図書館の正しいありようだと思う…

大江さんのNHK出演。

大江さんの『読む人間』を読み返していたら、サイードと繋げるかたちで引用される シモーヌ・ヴェイユの言葉が眼にとまった。 ≪……わたしは、独りであり、例外なしにどのような人間的環境とも無縁な、追放された状態にあることが、自分にとって必要であり、ま…

ガザからの手紙 転載

「京都の岡」さんは『記憶/物語』の著者です。[rakuten:book:10829626:detail]≪ ……………………………転送・転載歓迎/重複礼………………………… 京都の岡です。 ガザのアブデルワーヘド教授より送られてきた一連の写真を、遠藤礼子 さんのご協力で以下にアップしていただきま…